これから工事がスタートする、京都市伏見区MK様のショールームの案内に行ってきました。
ご契約を結ばせていただいて、建築確認や解体工事をしている間に設備等を決める期間に当てています。
工事が本格的に始まると待ったなしになってしまうので、この期間をうまく使うことでこのあとの進行がスムーズになります。
キッチンといえば奥様のスペースとついつい思ってしまいがちですが、御主人様もお料理をされるので、キッチンはお二人の意見が飛び交います。
御主人様は奥様から『シェフ』と呼ばれています。
シェフのご希望、奥様のご希望を聞いているだけで楽しいです。
背の高いシェフは足が伸ばせるお風呂をご希望。
最近の浴槽は中にベンチがあったりして、色んなパターンがあります。
どれが一番しっくりきましたか??
この日はLIXILさんとPanasonicさんのショールームに行きました。
新しく便利な機能がたくさんあるので、それを理解していただくのにかなり疲れたかと思います。
最後にお茶を飲みながらホッと一息。
本日は一日お疲れ様でした。
伏見区MK様邸の工事がいよいよ開始です。
MK様は今回建て替えされるということで、まずは解体工事から始めさせていただきます。
お盆明けから解体工事が始まりますが、それまでに家の片付けや引っ越しをしていただきました。
真夏の引っ越し作業はとても大変だったと思います。
これまで長年住まれていた、たくさんの想い入れがある家を解体してからの建て替えになりますので、その想いにしっかりと応えれるよう頑張らせていただきます。
解体工事が終了しました。
建物や植栽、ブロック塀も解体撤去したので景色が変わりましたね。
解体が終わればまずは地盤の強さを調査します。
表面音波探査法と呼ばれる音波を使った方法で、地盤調査を行いました。
調査結果は建物を支えれる強度があった為、地盤改良工事は無しでいけました!
奥様はお仕事で参加ができませんでしたが、代表してご主人様に来ていただき、地鎮祭を行いました。
奥様の分までしっかりとお清めをしていただきました。
大きな重機が入ってきました。トラックの荷台からそのまま操縦して現場に降ろします。
この傾いたまま操縦するのがいつ見てもスゴイなぁと感心してしまいます。
鉄筋を配筋します。それが終わったらコンクリートを流し込みますが、そうすると鉄筋がもう見えなくなるのでその前に検査を受けます。
検査も問題なくOKでした。
ようやく基礎が完成です。ホッ息付く間もなく、次の工程が進みます。
基礎工事が終われば、続いては大工さんの工事!
全行程を通して大工さんの工事の期間が一番長いです。
基礎の上に土台がのっているのがよく分かりますね。
こうやて上に上に仕上がって行きます。
基礎は一番下で建物を支えるものなので、とても重要です。
レッカー車が来て上棟開始です。
昔は人の手で梁や柱を上げてたとか信じられないですね。
レッカー車様様です。
上棟当日の朝には何もなかったのに、夕方にはもうここまで組みあがっています。
屋根の野地板を貼っています。この後雨が入ってこないようにアスファルトルーフィングを貼って、ようやく上棟は終了です。
気づけば太陽が沈もうとしている時間です。
大勢の大工さんが集まって一日がかりでできます。
大工さんお疲れ様でした!
上棟日当日はお施主様のご都合が合わなかったので、日を改めて上棟式をしました。
お施主様と担当大工とで上棟式を行いました。
まずは御幣に向かってご祈祷をします。
お施主様→工事関係者の順番でご祈祷をしました。
お酒とお米とお塩を使って建物の四方をお清めしていきます。
お酒は現場棟梁の小林さんに。お米はご主人様。
お塩は奥様にお願いしました。
最後に集合写真を撮りました!
これからどんどん工事が進みます。
毎日少しづつ完成に向かっていくので僕も現場に行くのが楽しみです。
無事上棟して、これから大工工事が始まります。
工期の中で群を抜いて一番長いのが大工工事です。
吹抜の上が作業できるように仮の床組をしてもらいました。
明るい吹抜が見えるのは少しの間我慢です。
吹抜には化粧梁が出てきます。
キズがつかないように養生をしっかりしました。
外部や内部の耐力壁ができたら、図面通りにできているか検査があります。
事前に抜けがないかをチェックしていますので、検査もどうぞどうぞって感じです。
吹抜をよりオシャレに見せる為、照明は間接照明に。
その間接照明スペースを大工さんに作ってもらいます。
照明器具の幅や高さ、電源位置を大工さんに指示しました。
もう大工さんの頭の中には完成しているんでしょうね。
着々と仕上がっていきます。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、間接照明スペースができました。
完成見学会をさせてもらえる事になっているので、完成具合は見に来てもらえると嬉しいなぁ。
2Fにある二つの寝室は吹抜に面しています。
1Fからも部屋の様子がわかるように丸型の明り取りの窓があります。
これも大工さんの仕事。
まん丸に開口を作ってもらって、そこにバッチリ丸ガラス窓をはめ込みました。
チェッカーガラスなので、直接部屋の様子はわかりません。
プライバシー性とデザイン性のある仕上がりになりました。
造作家具は大きなフリー板を加工して作りっていきます。
箱の位置に合わせて事前にコンセントも仕込ました。
色んな業者さんが力を合わせ、完成に近づいています。
MK様邸もいよいよ造作工事に入ってきました。
色んな種類の本をお持ちのMK様。
どこにどの高さの本を置くのが決まったので、イメージ図面をいただきました。
外部や内部の耐力壁ができたら、図面通りにできているか検査があります。
事前に抜けがないかをチェックしていますので、検査もどうぞどうぞって感じです。
それを元に図面を作成しました。
本棚の横にはキッチンカウンターもあるので、カウンター+本棚の図面が完成しました!
これを現場大工さんに渡します。
さらに図面を見て、現場で大工さんが本棚を作成。
この本棚はでかい!移動させるのは二人がかりでせっせと移動。
図面通りに大工さんがカウンターと本棚を作ってくれました。 これに本がたくさん並ぶのが待ち遠しい。
内部の工事も進んでいますが、モチロン外部の工事も平行して進んでいます。
外壁が貼れて、足場が取れた後、最終的な家の雰囲気を確認して玄関タイルを決定します。
雨が溜まらないよう勾配を取っています。
自転車がご趣味のご主人様とバイクで通勤をされる娘さんの為に玄関までスロープになっているアプローチと、階段であがるアプローチの二種類があります。
今まで仮設ポールより電気を使っていましたが、ついに家に引き込まれます。
家のコンセントが使えたり、スイッチが使えたりするのはこうやって電気が引き込まれているからなのです。
クロスを貼る前にもう一度現地確認。
吹抜の足場も取れて、開放感を感じてもらいました。スッゴイ明るいです。
内部工事も終盤に。
プロの美装屋さんによる美装工事。
高い所の窓、工事中のホコリや汚れを全てキレイにしてもらいます。
完成はもうすぐそこに見えています!
伏見区MK様邸もいよいよ完成。
なんとか年内にお引き渡しができました
玄関の少しタイルが伸びている所はご主人さんの自転車を置くスペースです。自転車スペースを最小限にして、玄関ホールに影響が出ないサイズになっています。
造作で造ったリビング本棚と二階ホール本棚もステキに仕上がりました。
リビング本棚は置く本を考えて固定の棚になっていますが、二階の本棚は機能的になるよう、棚の高さは変えれるようになっています。レールを本棚の色に合わせて塗装してもらっているので一体感がさらに出ています。
ほんのちょっとの事ですが、そのあたりもこだわらさせていただきました!
南と東、さらには西にも面している吹抜からは気持ちのいい光が入ってきます。夕暮れになると、照明の出番!
昼間の表情とはまた異なり、間接照明の光がとても印象的なリビングに変えてくれます。
奥様、娘さんはお仕事でどうしてもこれなかったので、御主人さんと二人で記念撮影! 僕が持っている本は中村祐介さんというイラストレーターさんの作品集です(娘さんの私物です)。見学会でお借りしていた本の中にあったのですが、僕がすごい好きなのでついつい一緒に写真が撮りたくなりました。 MK様、完成おめでとうございます。 新居で素晴らしい新年をお迎えください。 これからも宜しくお願い致します。