解体工事も無事終えて、S様の敷地が更地になりました。新築工事の安全を祈願する地鎮祭とともに住まレポもスタートします。
少し肌寒くなってきた秋晴れの日、地鎮祭にむけてS様邸の土地を測量し、計画建物のアウトラインに縄を張りました。
奥行きが40m近くある細長い敷地なので少しの角度の違いから大きなずれにつながらないよう慎重に図りながら縄張りが完成しました。
S様ご家族が揃われて、敷地を歩きながら部屋の配置の説明を行いました。実際の場所で各部屋のイメージをしただけたらいいなと思います。
その後、工事の無事を祈りながら北東から順に敷地の四隅に、お酒、塩、お米をまいて清め祓いして、最後に余ったお酒などは家の中央にまきました。
生後間もないお子さんもしっかり目をあけて一緒にお清めできたので、幸先の良い地鎮祭となりました。
冬もいよいよ本番となってきました。
今日から基礎工事が始まります。
まずは掘削から。
重機を入れて建物の外周を掘っていきます。
瓦礫が沢山出てきて、苦戦しましたがなんとか無事に終えることができました。
地盤を整えたら次は基礎を作っていき、網目状に鉄筋を張り巡らせ、そこにコンクリートを流し込んでいきます。
基礎が完成したらお次は土台作り……の前に、基礎と土台の間に基礎パッキンと呼ばれる黒い物体を挟みます。
これは断面に穴が開いていて、風を通して床下を換気してくれる優れものです!
基礎パッキンを置き終えたら、工場で加工された木材をどんどん土台を載せていきます。
図面と見比べて間違えが無いようチェックしながら土台をはめ込んでいきます。
待ちに待った上棟日を迎えました。 最近はとても厳しい寒さが続いていましたが、本日は天気も良く気温も和らぎ絶好の上棟日和です!
上棟は大工さん達の見事な連携によって、びっくりするような速さで組み立て上げられていきます! たった一日で土台しかない状態から、屋根ができるまで一気に仕上がります。
今回の建物は平屋なんですが屋根裏収納とロフトを設けるので、正面から見るとまるで二階建てのように見えますね^^
空も赤く染まり始めてきたところで上棟もいよいよ終わりが近づいてきました。
屋根にアスファルトルーフィングと呼ばれる防水材を貼っていきます。
無事に上棟が終わり、それを祝って上棟式を行いました。
御幣に向かって、これからの工事の安全やSJ様ご家族のご健康とご多幸をみんなで祈祷します。
次に建物の四方を清めます。お酒は棟梁に。お塩は施主様にお米は奥様にお願いしました。
最後にお施主様から一言。
少し緊張していられるご様子でしたが、新しい家でのご家族との夢を語って頂きました^^
せっかくの機会なので、御幣を背にみんなで記念撮影!
これからも一丸となって、完成を目指して頑張って行きましょう^^
梁がいつものようにむき出しではなく、何やら紙が巻かれています。
この梁は化粧梁といって、表に見えてくる梁となります。
建物の構造を支えつつ、見た目も一体感のあるものになる予定です。
最終は塗装にて仕上げをします。
外周部は断熱材が壁の中にしっかり入るように、面材の耐力壁が標準仕様。
内部の耐力壁には筋交いを使っています。
上棟式で施主様や工事業者みんなでお祈りをした御幣は建物の小屋裏部分へ。
ここから工事の安全やご家族みなさんのご多幸を見守ってくれています。
壁に貼られている板は下地補強用です。
TVはあこがれの壁掛けTVにする予定。薄くなったとはいえ、TVは結構重たいので、こういった下地が必要です。
事前に打合せをして、下地の補強位置などを確認して、現場で施工してもらいます。
かなりしっかり養生してあるのは、化粧梁。最終的には塗装をして仕上げますが、傷がつかないようにガッチリ養生してもらっています。
床暖房のマットも敷けて、これからフロアー工事。
KEIJIのLDKは床暖房が標準仕様で入っています。ポカポカ暖かい床暖房は最高です!
建具の枠が入る前に内装業者さんに入ってもらって、床を仕上げてもらいます。
キッチンとそれにつながる洗面脱衣室の床はフロアタイル。
意匠性もよく、掃除もしやすいので水廻りの床に採用しました。
KEIJIが得意とする大工さんによる造作家具を造っています。
全体の形や寸法は図面通りですが、板同士を固定する時にビスをつかわないように工夫をしてくれています。
外からビス跡が見えないので、仕上がりがとてもキレイです。
ビスを使わないので、ボンドを使って固定しています。
専用の工具で締め固めて、1日置いておきます。
次の日には固まっているので、固まってから取り付ける位置に固定をします。
大工さんの工事が終わり、塗装工事がスタートします。
塗装は現場で調色するので好きな色にできます。
今回は床の色に合わせてチーク系に塗装することになりました。
フロアーのサンプルを使い、塗装屋さんに調色してもらいます。
黒や赤や黄色といった塗料を使って調色をします。
僕も立ち会って、もう少し濃くした方がいいなってなった時など、『それなら、毎回次は黒を足すかな?』とか想像するんですが、職人さんはそこで黄色を足したりされます。
その結果段々近い色になっていきます。…やっぱプロはすごいね。
玄関に入ると玄関ホールに造作の手洗いカウンターがあります。
塗装前に設置予定の洗面ボウルを置いてみました。こんな感じです。
でもこれから、カウンターは塗装され、壁にはタイルが貼られます。完成が待ち遠しい!
養生されていた化粧梁もこれから塗装されます。
日差しがだんだん強くなってきた爽やかな日々です。S様邸の工事は外構工事を残してあと少しとなり設計者もドキドキの検査のタイミングがやってきます。
一言で検査と言っても、社内検査、申請機関の検査、そしてお客様の検査と何回もあり、デザイン的にOKか、法的にOKか、打合せたことが実現できているか...チェックポイントも様々です。
そして今日はそのお客さんのに検査していただく日です。
お客様がお越しになる前にスタッフで事前にチェックします。
クロスも貼り終えて、照明も据えられ、美装も終えたところで室内はビシッと背筋が伸びるような感じです。S様邸のフロアが長手方向に見渡せるせいかもしれませんね。
お客様がいらっしゃり、簡単に扉や水廻り、設備機器などの説明を行います。
これからのお住まいのことですので、熱心に耳を傾けていただき、不明な点は解消していただきます。そのあと各室チェックをしていただきました。
クロスや窓廻りの施工具合を細かくチェックしていただきました。
スタディカウンターでは手元の明るさを検証されているのでしょうか...
最後にこれから人工芝が貼られる南側のデッキを確認いただき,気持ちがいいと言っていただきました。外構工事が進んでプライベートガーデンとなるのが楽しみですね。
ついに右京区SJ様邸もお引き渡しとなりました。
お引き渡し前には完成見学会をさせていただきました。
京都市内の夢の平屋。敷地南側にはリビングとつながるお庭があり、人口芝を敷いているので虫の心配も少なく、あそべるプライベートガーデンとなっています。
見学会の際にお庭にBBQセットを設置させていただきました。
広い庭なので、テントも余裕で張れます。最近キャンプデビューをした僕にも魅力的すぎる庭です!
玄関前の植栽はコンパクトにしつつ、家の表情を豊にしてくれています。
玄関入ってすぐの手洗いスペースがあるので帰ってきたらまずは手を洗えます。FIX窓は東側に向いていて朝の光が入ってきてくれるようになっています。
記念に集合写真を。
お子さん(あおいちゃん)はお会いした際に産まれて、何回も顔を合わしていたので親戚のおじさん感覚で最後に抱っこをさせていただいたら…見事に泣かせてしまいました。ゴメンねあおいちゃん。
SJ様おめでとうございます。これからの新しい生活を楽しんでくださいね。今後も宜しくお願いします。