自然に囲まれた閑静な土地でDS様邸の地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭とは、土地の神様に工事の安全とご家族皆さまの繫栄を祈願する儀式です。
敷地の四方にお清めをしていただきました。
基礎工事が始まると建物の形状に合わせ、土を掘っていきます。
地面から湿気が入らないよう防湿フィルムを敷いていきます。
配筋工事は基礎の要となる重要な作業です。
コンクリートを流してしまうと鉄筋は全て隠れてしまうので、その前に検査を行います。
そうして基礎が完成するとここからは大工さんの出番です。
基礎の上に土台材を敷いていき、基礎から出ているアンカーボルトと土台を緊結します。
ちなみに、このカラフルな管は給水、給湯管です。
家の下にはこんな感じで配管が張り巡らされています^^
突き抜けるような青空のもと、DS様邸の上棟が始まりました。
上棟に欠かせないものと言えば……そうレッカー車です。
アームは天高く伸びて大工さん達の下に材料を送り届けます。
上棟に使われている材料には文字が書いてあって、これと図面を見合わせ、素早く正確に組み上げていきます。大工さん達はまさに熟練の職人集団です。
上棟式ではお施主様から一言いただきました。
色々と悩まれた上で家を建てる決断をなされたと思いますが、喜んでいただけてよかったです。
最後に家族そろって記念撮影。
DS様上棟おめでとうございます!
骨組みが出来上がると、断熱工事が始まります。
まずは、弊社が標準仕様としているセルロースファイバーの下準備として専用のシート(セレラップ)を全てに貼っていきます。
高圧の機械で吹き込むのでかなりの圧力が掛かります。
ホースを使って、断熱材をシートの中に吹き込みます。
隙間なく均一に充填するのは難易度の高い作業となります。
KEIJIでは熟練の技術を持つ佐々木大工が断熱工事を担当しています。
充填し終わった後の状態です。
はちきれんばかりの断熱材が詰まっています^^
もちろん小屋裏にも断熱材がふんだんに詰め込まれています。
床に落ちた材料も全て掃除して完了です。
初夏に入り、気温も徐々に上がってきました。
工事も順調に進み、次はKEIJIの得意とする造作家具工事にはいっていきます。
KEIJIでは自社大工が家を建てているので、お施主様から設計者へ設計者から大工さんへの流れがスムーズで、1ミリ単位での調節も可能です。
本棚を作成するときも先にどういったものを置くかを決めて、それにあった寸法で棚を作っていきます。
既製品よりも自由に、なおかつコストも抑えることができるのがKEIJIの造作家具です。
天井のベニヤに自然塗料を塗装工事をしています。
吹抜部分には職人さんが作業しやすいよう仮の足場を作ります。
無垢材に落ち着いた色合いにすることで仕上がりに高級感がでてきますね。
漆喰工事
漆喰には多少の調湿性と防火性を持ち、シックハウス症候群等にも有効とされていて
お住まいになられる方に優しい住居空間を生み出してくれます。
意匠性も高く漆喰調のツルっとした仕上がりが特徴です。
これにて内部工事はほとんど完了。
漆喰壁と無垢の天井、大きなFIX窓が相性抜群の気持ちいい吹抜空間ができました。
DS様邸がついに完成しました。
リビングからは桜や楓などの自然が広がり、季節の変化を家の中から一年中楽しむことができます。
吹抜があるので壁一面のテレビボードがあっても圧迫感を感じません。
漆喰壁の自然でやわらかな雰囲気が、周辺環境にとてもマッチしています。
シャワールームに併設している洗面台には、お施主様が元々お持ちのインドの家具が。
日本ではあまり見ないような装飾をした金具等が使われていて面白いです。
書斎は落ち着いた大人の空間に仕上がりました。
置く本の種類を事前に決めて、サイズを合わせた本棚と広いデスクを造作。
ゲストルームとして使用することもでき、海外のお友達が泊まりに来た時に『日本を感じて欲しい』とのご要望で、土壁風のザラザラとしたクロスを採用しました。
ちょっとしたスペースも造作家具で有効活用を!
外観は黒色の木目調で統一し、シンプルで飽きの来ないデザインに仕上がりました。
造作工事が多かったこともあり、打ち合わせが多く、工事中は大変お忙しい日々だったと思います。
その分、お引き渡しの時には大変喜んでいただきました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。