京都ではそんなに珍しくないかもしれませんが、連棟というお隣さんとつながっている建物でした。
壁を共有しているので、柱を全て解体してしまうとお隣さんの家まで壊れてしまいます。
なので、柱を残して新たに外壁を作ります。
足場を建てて、外壁を作ります。
柱の中心が敷地の境界線になるので、ゆくゆくお隣さんが建物を解体した時はそこが境界線になります。
それまではお隣さんの外壁が少し敷地の中に入ってしまいますが、
連棟の場合で隣家養生をするとこういう事になります。
I様と一緒にショールームに行きました。
ご主人さんは背が高いので浴槽の広さ等を確認してもらいました。
奥さんにはキッチンを確認してもらいました。
地鎮祭には鎮め物、清めの砂、お札等を使います。
こういったものは地鎮祭セットとして神社さんで販売しています。
I様はどうしてもご都合がつかなかったので、代理で僕が地鎮祭セットのご祈祷に立ち会ってきました。
祈祷してもう人は僕しかいなかったので神主さんから手厚くご祈祷してもらいました。
地鎮祭はあいにくの天気でした。
お母さんにもご参加してもらってご祈祷してもらった地鎮祭セットを使って地鎮祭をしました。
掘削が終わって、防湿シートを敷きました。
このシートは優秀で、地面から上がってくる湿気を完全にシャットアウトしてくれます。
続いて鉄筋の配筋工事。
構造計算にて鉄筋量がでます。その通りに配筋してもらいます。
コンクリートを打設すると隠れてしまうので、配筋の検査があります。
鉄筋の検査が終わったら、コンクリートを流し込むことができます。
検査は合格しました。
型枠にコンクリートを流し込んで基礎が完成します。
いよいよ上棟です。 時期は真夏!大工の皆さんも自然と気合が入っております。
大工さん暑い中お疲れ様です。おかげ様で無事上棟ができました。
となりの空いている土地をお借りさせてもらって、そこにレッカー車を入れさせてもらいました。
おかげ様で作業はスムーズに行きました。
雨が入らないようにブルーシートを貼っています。
屋根にもアスファルトルーフィングを貼っています。これで雨が降っても一安心です。
上棟とは別日で上棟式をしました。
上棟式は棟梁の小林大工にも参加してもらいました。
建物の4隅を鬼門から順番にお清めしていきます。
棟梁にはお酒を。ご主人さんはお塩。奥さんにはお米をまいてもらいました。
屋根は平板瓦です。
瓦の幅は決まっているので、建物の屋根下地の幅もそれに合わせてプレカットしてもらいます。
そうする事で瓦をカットせずに施工できるので美しい外観になります。
とは言っても屋根は道路から見上げると見えないのですが、そういった見えない所にもこだわっています。
瓦材を一気に屋根上にあげます。屋根には雪止めもつけています。
京都も数年に一度大雪になるので念のために大屋根には雪止めを設置しました。
大工さんは家の中を進めています。
それと並行して外部も進めていきます。
本日はいよいよ足場を外す日となりました。
足場を外す前に屋根の裏側(軒天)や大きい窓の掃除等をしておきます。
落ち着いたグレー系の外観と軒天も木目が映えるシックな外観です。
ガレージの上の軒天の作業中。作業がしやすいように大工さん自ら足場を組んでいます。
軒天の中にはUBの配管があります。
順序としては配管を逃げてもらってから、大工さんの軒天工事です。
階段がかかると上り下りがしやすくなるので待ってましたーといった感じです。
今回は間取りを省スペースにする必要があったので
階段のしわ寄せを玄関にもってくることで生活スペースに影響が極力でないようにプランしました。
カウンターの上の白い壁はマグネットがくっつくように板金を貼っています。
この上からクロスを貼るとクロスにマグネットがつけれるようになります。
だんだんと大工さんの完了が見えてきました。
大工さんが終わると仕上げ工事が始まっていきます。
仕上げ工事の切込み隊長は塗装屋さん。
造作家具は現地で調色をして塗装します。
サンプルを元に微妙に色を足してその色を作ってもらいます。
これぞ職人技。
色が決まったら塗装工事開始です。
塗装工事中はこれくらい視界が悪くなります。
マスクをして作業を頑張ってくれています。
続いてはクロス工事。
勾配天井の部分はかなり広い範囲が続いています。
日をまたぐとジョイント部分がきれいにならないので
一日で貼り切れるように作業できる量を計算しています。
ボードの景色からクロスが貼れた景色に変わると広く見えます。
洗面カウンターの上には300㎜分(1シート分)モザイクタイルを貼りました。
実はこのタイルはお手頃価格で手に入ったタイルです。
家の雰囲気に合うかと思いご提案をさせていただいたところ
とても気に入ってもらい、採用していただけました。